第2回千駄木の古民家「enmei cafe」での漢方講座レポートです。
前回は「冬の養生と手浴」でしたが、今回は「春の養生と手浴」を行いました。
前半は漢方や陰陽五行説について学び、
春は漢方で言うと「肝」の季節、肝臓や自律神経が関係しているので、
養生をしないと、気分が落ち込みやすくなったり、
疲れやすかったり、目の不調や花粉症などのアレルギー症状が出やすくなります。
手浴は今回は国産のヨモギとバラを贅沢に使いました。
お茶として飲んで良し、手浴など浸して良し、よもぎ蒸しなど蒸して良し、もぐさのお灸など焼いて良し。
私もよもぎ蒸しは2年ほど通ってますが、婦人科系にとても良いです。韓国では健康保険がきくぐらい効果が認められているようです。
主な有効成分はクロロフィルやビタミンA,C、シネオールなど。
手浴などの外用で使用する場合は、冷え性改善、傷の改善、保湿、安眠などの効果が期待できます。
バラは漢方名では「玖塊花(まいかいか)」と言ってハマナスやバラの蕾を使います。
バラも効能は多く、主な有効成分はタンニン、ゲラニオール、ビタミンC、シトネールなどで、
手浴などの外用で使用する場合は、冷え性改善、抗菌、美白、保湿、など。
今回は香りの良いフレッシュな花びらも使って香りとビジュアルも楽しんでもらいました。
建築が本業なので、何故漢方?と思われると思いますが、
漢方の考え方に陰陽五行がありますが、
建築では古くは風水・気学など、陰陽五行を元にしているものがあります。
最近は植物の成分データーに基づいた漢方的視点の庭の提案もさせて頂いており、
また私自身、設計事務所時代のハードワークで体調を崩してから健康に関心が高く、
陰陽五行については実は20年以上学んでいます。
帝王学、運命学としての算命学も学び、
総合的に陰陽五行についてアプローチするようにしています。
ご興味あるかたは是非ご一緒しましょう。
次回は5/26(土)です。
詳細はenmei cafeさんのサイトなどにアップされる予定です。
一級建築士 吉田美帆